結婚間近の恋人は、元彼に奥を開発されていた3(マガブロ 転載禁止)

前回の話

 僕は、自分のペニスが小さくて良かったと、変なことを思っていた。勃起してしまっているが、それほど目立たない。手を繋いで歩く二人を、なんとか追いかけることが出来た。
 勃起したまま歩いていても、たいして目立っていないと思う。笑顔で歩き続ける二人の後を追いながら、嫉妬心がどんどん強くなるのを感じている。

 二人は、雑貨店みたいな店に入った。僕も、他人のフリをしながら店に入った。色々な商品を手に取って楽しそうにしている二人……。


 僕は、少し離れたところからそれを観察する。有香は、僕に気がついている。でも、目を合わせることもない。かすかに声も聞こえるが、内容まではあまり聞こえない。
 でも、有香が凄く良い笑顔をしているのは見えている……。本当にデートそのものだ。僕は、楽しそうにしている二人を見ながら勃起している……。

 二人は、なにか小物を買って店を出た。次は、洋服屋さんに入っていく。僕は、外で二人が出てくるのを待った。なんとなく、オシャレな感じの店なので入りづらい……。
 こうやって眺めていると、二人はオシャレで美男美女だ。とてもお似合いだと思う。そうやって考えると、有香が僕と結婚までしようとしているのが不思議に思えてくる。

 二人は店から出てきた。二人とも、本当に楽しそうな笑顔で手を繋いでいる。こんなに楽しそうな有香は、久しぶりに見た気がする。
 敗北感と言うよりも、申し訳ない気持ちが湧いてきた。有香は、僕と過ごしていて楽しいだろうか? 楽しめている? 僕は、彼女を楽しませているだろうか?

 二人は、そのまま楽しそうに歩き始めた。そして、カフェに入っていく。比較的、席数も多い店だったので、僕もこっそりと店に入った。
 有香は、やっぱり他人のフリをしている。複雑な気持ちになってしまった。ケーキと飲み物をテーブルに運び、楽しそうに過ごす二人。
 そんなに話すことがあるのだろうか? 二人は、ずっと楽しそうに話をしている。すると、有香がケーキを食べさせた。彼は、恥ずかしそうに周りを見る。でも、結局食べさせてもらった。

 有香は、フォークでチーズケーキみたいなものを食べさせる。そして、すぐに同じフォークで自分も食べる。間接キスと言って騒ぐ歳でもないが、ドキッとしてしまった。
 すると、今度は後輩が有香に食べさせた。有香は、はにかんだ顔で食べている。

 初々しい、付き合い始めたばかりのカップルみたいに見えてきた。僕は、もうこの辺りで止めて欲しい……そんなことすら思い始めている。
 そして、イチャイチャする二人を見ながら、味のしないコーヒーを飲み続けた。

 そして、二人はカフェを出た。すると、有香が腕を絡みつかせるようにし始めた。腕を組んで歩く……ますます恋人同士みたいだ。

 ただ買い物に付き合ってもらう……そんな建前だったはずだ。有香は、甘えたような、媚びたような態度で腕を絡ませている。
 このまま、どうなってしまうのだろう? そんな心配をしてしまう。すると、二人は映画館に入っていった。そんな話は聞いていない……。
 僕も、慌ててチケットを買った。そして、今さら気がついた。この映画は、有香が見たいと言っていたヤツだ。すっかりとそんなことは忘れていた……。

 映画に連れて行くこともせず、異常な行為をさせている……。僕には、彼女のフィアンセの資格がないように思えてきた。

 映画の席はけっこう後ろの方で、二人が並んで座っている席がよく見える位置だった。映画どころではなく、二人の様子を見続けた。ポップコーンを食べたり、飲み物を飲んだりしているが、取り立てて動きはない。
 話をすることも出来ないので、そうなるのが当然かもしれない。そのまま1時間ほどが経過した。すると、いつの間にか二人は手を繋いでいた。
 ドキッとしながらも、どうして良いのかわからない。でも、強い興奮を感じてしまう。有香は、僕が見ていることをわかった上で、挑発行為をしているのだと思う。
 僕は、周りに人がいないこともあり、ズボンの上から股間をまさぐり始めた。興奮が抑えられず、オナニーまがいのことをしてしまう。

 有香は、ずっと手を繋いでいる。自分の太ももの上の辺りに彼の手を引き込み、その上で繋いでいる。彼には、太ももを直接触られているような状況だ。
 彼は、どう思っているのだろう? 有香は職場の先輩で、婚約者がいることも知っていると言っていた。それなのに、こんな風にデートをして手を繋ぐと言うことに、疑問は感じていないのだろうか?

 僕は、嫉妬や焦燥感を感じながらも、彼に対して少し怒りも感じている。でも、こんな状況になっているのは、僕の招いたことでもある……。

 そして、映画は終わった。映画館を出ると、二人はまた歩き始めた。どこに行くのかな? と思いながら後を追う。もう、買い物に付き合ったという感じではなく、完全にデートをしている二人だ。
 すると、スマホが鳴った。慌てて確認すると、有香からだ。
”ホテル行っても良い?”
 そんな短いメッセージが書かれている。僕は、ドキドキしすぎてスマホを落としそうになった。いつスマホを操作したのだろう? ちょっと距離を取って後をつけているので見えなかったのかもしれないが、気がつかなかった。

 僕は、もの凄く迷ってしまった。OKを出していいのだろうか? もう、ここまでのデートだけでも、充分なのではないか? 返事が出せずにスマホを見つめた。
 有香の方を見ると、いつの間にか腕を組んで歩いていた。さっきよりも身体を密着させて、胸を彼の腕に押しつけているような感じだ。
 媚びた態度が離れていてもわかる。僕は、射精感すら感じるくらいに勃起しながら後を追う。でも、返事をしていいのかまだ迷っている。

 そのまま後を追う。二人は、仲睦まじく歩き続ける。人通りが少なくなってきて、中心地から離れていくのがわかる。僕は、さらに距離を取った。
 人が少ないと、目立ってしまう……彼に不審に思われないように、歩みをゆっくりにした。

 すると、有香が立ち止まって彼に何かを言う。彼は、驚いた顔をした。そのまま会話が続く。そして、有香はいきなり彼にキスをした。
 有香の唇が、彼の唇に触れた。ほんの一瞬の、短いキスだ。でも、唇を奪われたのは間違いない……。驚いた顔の彼。でも、真面目な顔でうなずいた。

 二人は、また腕を絡ませるようにしながら歩き始めた。さっきよりもさらに身体を擦り付けるようにしている有香……。まるで、発情期の牝のように見える。

 そして、そのまま少し歩き、ラブホテルに入っていった……。僕の返事を待つ間でもなく、結局入ってしまった。

 僕は、立ち尽くした。どうして良いのかわからない。入っていって二人を止めるべき……それはわかっているのに、結局なにも出来なかった……。

 僕は、近くを歩いた。町の外れなので、店もまばらだ。仕方なく、公園のベンチに腰を下ろした。かなり距離はあるが、かろうじてホテルのエントランスが見えるベンチだ。
 本当に、有香がラブホテルに入ってしまった……。最悪の状況なのに、僕は興奮しきっている。色々と想像してしまい、興奮が収まらない。今頃、キスをしているのだろうか? もう、最後まで行ってしまった? 挑発するために、ラブホテルに入っただけなのではないか? 実際は何もしていないのではないか? 色々な考えが頭をグルグル回る。

 こんなに落ち着かない気持ちで待ち続けたことはない。他人に有香を抱かせてみたい……そんな風に思ったのは事実だ。でも、いざ実際にその場面になると、脚が震えるような焦燥感を感じてしまう。

 意味もなくスマホを眺めた。連絡があるのではないか? そんなことを期待しながらスマホを眺めるが、何も連絡はない。
 職場の先輩と後輩で肉体関係を持ってしまったら、面倒なことになるのではないか? そんなことまで考えてしまう。そのまま、1時間が経ち2時間が過ぎた。

 何もしていないなら、とっくに出てくると思う。ラブホテルに入って2時間が経過した……何もなかったとは思えない。僕は、泣きそうな気持ちになっているのに、勃起しすぎたペニスがズボンにまで染みを作ってしまっていた……。

 すると、ホテルから二人が出てきた。道路を隔てた位置関係なので、有香は僕の存在に気がついていないと思う。僕は、ベンチから立ち上がって二人に近づいていく。
 二人は、手を繋いでいる。そして、二人の態度を見て、セックスをしたんだなと理解した。
 上手く言葉では言えないが、肉体関係を結んだ者同士の雰囲気が漂っている。些細や仕草やまなざしでそう思うのだと思う。

 二人は、また歩き始めた。見ているのがツラくなるような親密さで……。そして、二人は駅のところで別れた。僕は、やっと終わってくれた……と、胸をなで下ろしていた。すると、有香が真っ直ぐに僕の方に歩いてくる。
 かなり距離を取っていたので、気がついていないと思っていた。有香はどんどん近づいてきて、僕と目が合うとニヤッと笑った。
「幸広、染みになってるよ。そんなので歩いてたら、逮捕されちゃうよ」
 有香は、良い笑顔で言う。本当に楽しそうだ。僕は、すぐに最後までしたのかと聞いた。すると、有香は何も答えずに腕を組んできた。
 腕に当たる、柔らかい胸の感触……ドキドキしてしまう。有香は、必要以上にくっつきながら歩き始める。僕は、引っ張られるようになりながら歩き始めた。
 どこに行くのかと聞いても、何も言わない。妖しく微笑むだけで、何も教えてくれない。

 すると、さっき出てきたばかりのラブホテルに入っていく。びっくりして彼女を見るが、やっぱり何も言わない。ただただ驚いている僕を引っ張って、無言でエレベーターに向かう彼女……。
 受付は? と思ったが、堂々と歩く彼女に引っ張られるようにエレベーターに乗った。

 そして、4階に到着し、有香は歩き始める。405号室のドアの前に立つと、カバンから鍵を取り出した。混乱している僕の前でドアを開けると、そのまま部屋に入ってしまう。
 僕も慌てて入室した。
「サービスタイムなんだ。さっきまで、ここで伸吾くんと一緒に過ごしてたんだよ」
 有香は、まるで挑発しているような顔になっている。僕は、部屋を見回した。すると、浴室の前には使い終わったバスタオルが無造作に置いてある。
 歯ブラシも2本コップに立てられていた。歯ブラシを使った……その意味が怖い。

 部屋は大きめのワンルームで、ベッドにソファ、大型テレビとガラス張りの浴室。典型的なラブホテルの造りだ。ベッドは、かなり乱れている。シーツもぐしゃぐしゃで、どう見ても情事の後だ……。

 有香は、急に抱きついてキスをしてきた。小ぶりの舌が飛び込んできて、僕の舌に絡みつく。僕も、興奮した気持ちで舌を絡め始めた。
 有香は、息遣いまで荒い。かなり興奮しているのが伝わってくる。有香は、そのまま僕をベッドに仰向けで寝かした。すぐに僕の上に乗り、さらに激しくキスをする……。
 まるで、僕が犯されているような不思議な感覚だ。
「こんな風に、キスされたんだよ。伸吾くん、すごく興奮してた。ずっと私とキスしたいって思ってたんだって」
 有香は、興奮した声で報告してくる。有香が僕にしているように、彼が有香に覆い被さって激しく舌を使ったという事みたいだ。

 強い嫉妬を感じてしまう。ついさっきまで、有香はここで他の男とキスをしていた……ショックで脚が震える。でも、やっぱり強い興奮を感じてしまう。
 震えそうな声で、キスしただけなの? と聞いた。すると、有香はベッドのヘッドボードのところの、物を置くスペースを指さした。

 そこには、開封されたコンドームのパッケージが無造作に置いてあった……。

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