2022/01/14
いつも怖い姉さん女房が、私の後輩には可愛らしい姿を見せていた2(オリジナル 転載禁止)
前回の話『ちょっと、なにイキそうになってんだよ』
かなめは、びっくりしたような顔で言う。私の股間は、勃起しすぎて脈打つように動いてしまっている。それを見たかなめは、いつものからかうような感じではなく、本当にびっくりしたような顔になっている。
私は、言い訳をしようとして言葉に詰まった。
『冗談で言ってるかと思ってた。本気なんだ。この前のデートで懲りたかと思ったのに』
かなめは、あきれたように言う。
気持ち、私を見る目が冷たいように思えてしまう……。
私は、とりあえず謝った。
『……まぁ、性癖は仕方ないか。私にもあるし。言えないヤツが』
ボソッと言うかなめ。私は、思わず聞いてしまった。どんな性癖なのかと。
『言えないって言ってるだろ?』
怖い顔で言うかなめに、私はうつむいた……。すると、かなめが私のペニスをズボン越しに握ってきた。うめく私に、
『なにこれ。ホントに爆発寸前じゃん。ほら、出してみなよ』
と言う。私は、かなめの意図がわからないまま、素直にズボンとパンツを下ろした。
『はぁ……。本当にガチガチになってるし……』
ため息をつきながら言う彼女。私は、申し訳ない気持ちになってしまう。でも、私が謝る前にペニスを握ってしごき始めてくれた。
『気持ちいい?』
手コキをしながら聞いてくる彼女に、私は素直に気持ちいいと答える。
『今、何想像してる?』
手コキをしながら聞いてくるかなめに、私は正直に亮とかなめがセックスをしているところを想像していると告げた。
『……本当に、望んでる? 本当に、そうなっても良いって思ってる?』
無表情で質問してくる彼女。怒ってるのかな? と思うが、怒っているのなら手コキなんてしてくれないはずだ。私は、勇気を持ってうなずく。
『本物のド変態だな……。まぁ、頑張って昇進したんだから、希望は聞くけど……。それにしても、変わった性癖だな』
かなめは、あきれたように言う。私は、ここで一回謝った。
『謝らなくても良いけど。ほら、もう出そうなんだろ? 良いよ、出しな』
そんな風に言う。私は、このまま射精するのも情けないなと思ってしまう。どうせなら、セックスをして射精したい。でも、とてもそんなことを言う雰囲気ではない。
『他の男との久しぶりのセックスか……。どうせなら楽しもうかな?』
ボソッと言う彼女。私は、その言葉を聞いた途端に射精をしてしまった……。驚くほどの快感……そして、驚くほどの飛距離……。数m飛んでしまい、壁に掛かってしまった。
『うわっ、マジか、飛びすぎ!』
かなめは、心底驚いているような顔になっている。私は、強い快感に言葉も出せない。荒い呼吸を続けながら、強すぎる快感を味わっていた。
翌日、私はかなめを抱こうとした。でも、
『ダメ。アイツとデートする日まで、射精禁止』
と、冷たく言われてしまった。正直、どうして? と思ってしまった。意味がわからない。
『だって、楽しみにしてるんだろ? だったら、最高に楽しめるように溜めておけよ』
かなめは、冷たい口調で言う。当たり前かもしれないが、機嫌が悪い。やっぱり怒ってるんだなと思いながらも、こんな風に射精制限をしてくると言うことは、意外にかなめもこの状況を面白がっているのかな? とも思った。
私は、少し食い下がってかなめを抱こうとあがいた。でも、同じように冷たく言われて心が折れてしまった……。かなめが他の男とセックスをする……。想像するだけで、心がささくれる。でも、嫌だな、ツラいな……と思いながらも、股間だけは反応しすぎなほど反応してしまっている。
私は、オナニーをしようとした。でも、かなめの射精禁止の言葉を思い出し、グッと我慢をした。考えてみれば、異常な行動だと思う。嫁が他人に抱かれるときの興奮のために、射精制限を受ける……。私は、まるで寝取られマゾになってしまったなと自虐的に思った。
そして、あっという間に週末になった。
『ちょっと、短すぎるかな? スカート、こんなのしかないよ』
そんなことを言いながら、恥ずかしそうにスカートの裾を気にするかなめに、私はゾクゾクッとするほどの興奮を感じてしまう。スタイルの良い体をしているので、ミニスカートもとても似合っている。脚が長いために、よりスカートが短く見える気もする。
筋肉質で少し太目に見える脚。でも、とてもセクシーだと思う。お尻もキュッと上がっているので、日本人離れしているスタイルだなと思う。
そんなかなめが、普段ほとんど穿くことのないスカートを穿いて出かけようとしている。よく見ると、メイクも可愛らしい感じになっている。かなめは美人という感じの顔の作りなので、本来はもう少しキリッとした大人っぽいメイクの方が似合うはずだ。
でも、あえて可愛らしい感じのメイクにしているのは、5歳年下の亮に寄せるためなのかな? と思ってしまう。嫉妬が燃え上がるように高まっていく。
そして、かなめは家を出て行った。出て行く間際、
『じゃあ、楽しんでくるよ』
と、一言だけ言葉を残して……。
私は、強烈に心配な気持ちになっていた。どうなってしまうのだろう? 亮には、ちゃんと報告をするように何度も言った。細かく詳しく教えてくれと……。亮は、
「了解っす。任せてください!」
と、あまり頼りにらなさそうな感じで言った。何回も念を押したが、亮は上の空で、逆に私に色々質問をしてきた。
「本当に、最後までしちゃって平気なんですか?」
とか、
「キスとかも平気ですか?」
等、なぜか自信たっぷりで聞いてきた。私は、出来るものならば、しても平気だと告げた。
「ありがとうございます! めっちゃ楽しみです!」
ノリノリで言う彼。失敗することはまるで想定していないみたいだ。こういうところが、彼の武器でもあり弱点でもあるんだなと改めて感じた。
私は、とにかく待ち続けた。それしか出来ないと言うこともある。想像の中では、かなめが亮に抱かれている姿やキスをしている姿が出てくる。でも、そんなに簡単にかなめが身体や唇を許すのだろうか? そんな風にも思う。
そのまま、時間が過ぎていく。お腹が減る感じもないので何も食べず、コーヒーだけを飲んで待ち続ける……。こんなに味のしないコーヒーは、初めてだ。
そして、昼を過ぎ、夕方に近づいていく。すると、亮からメッセージが届いた。写真が添付されていて、歩きながら撮った感じの写真で、見慣れた坂道の町並みが映っている。奥の方には、ラブホテルも映っている。
”これからホテル入ります!”
そんなメッセージが添えられていた。私は、手が震えてしまった。本当なのだろうか? 写真には、遠くにホテルが映ってはいるが、飲食店なども多いエリアだ。かなめが、あっさりとホテルに入ることを承諾するとは思えない。
私は、呼吸が荒くなる。心配で仕方ない気持ちが大きいが、やっぱり興奮もしてしまう。ただ、それっきり何の連絡もない。そして、夕方になり、夜の時間になっていく。前回は、遊園地でのデートだったのに早く帰ってきた。
今日は、どうなんだろう? 私は、ドキドキしながら待ち続ける。そして、22:00になり、23:00も回ってしまう。日付が変わりそうになる頃、いても立ってもいられなくなる。電話をかけよう……そう思ったとき、玄関でガチャガチャと音がした。慌てて玄関に行くと、かなめが入ってきた。
『ただいま。起きてたんだ』
いつも通りのかなめ。でも、出かけるときはしていたメイクが、ほとんど取れている。すっぴんに近い感じになっている。私にとっては見慣れた顔だが、こんなにメイクが落ちるようなことをしたのだろうか? と、ドキドキしてしまう。
『なに突っ立ってんだよ。ご飯は食べた?』
そう言って、普通にいつも通りに部屋に入ってきた。見た感じは、メイク以外は気になるところはない。私は、まだ食べていないと告げる。
『そう。私も小腹空いてるから、軽く食べよっか』
そんな風に言って、冷凍のピザを解凍し始める彼女。私は、どうだった? と言う質問が喉まで出かかっているが、上手く言葉が出てこない。
『食べないの?』
ピザを食べながら聞いてくるかなめ。もしかして、他の男とセックスをしてきた……そう思うと、とても食べる気になれない。でも、場が持たない感じもあり、取りあえず食べ始めた。
『今日は、何してたの?』
逆に、かなめの方が質問をしてきた。私は、しどろもどろになりながら、ずっと家にいたと告げる。
『へぇ、そうなんだ。暇だったら、掃除くらいしろよ』
かなめは、ピザを食べながら言う。怒っている感じではなく、なんとなく楽しそうに見える。私は、言葉もなくごめんと謝った。
かなめは、じっと私を見てくる。何も言わずに見つめられ、ドギマギしてしまう。無表情で見つめられると、なんとなく怖い……。
『聞かないの? 最後までしたかどうか』
そんな風に聞かれ、私は最後までしたの? と、オウム返しのように質問した。
『したよ。最後まで。アイツの、やたらデカかったから、まだ入ってるみたいな感じするよ』
そんな風に言いながら、脚をガバッと拡げる彼女……。黒のセクシーなショーツが見えてしまう。こんなに気合いの入った下着まで穿いていたのかと思うと、また嫉妬心が大きくなる。
『どうする? もっと聞きたい?』
かなめは、あまり興味がなさそうな感じで言う。私は、聞きたいと即答した。
『ホント、ド変態だね。じゃあ、ソファ行こうか』
そう言って、リビングに移動する彼女。なんとなく、緊張しているような感じがする。さすがに、かなめも平常心ではないのかな? と思う。
ソファに座るかなめ。私は、すぐ横に座った。慣れないスカートのせいか、脚がちゃんと閉じていないのでショーツが見え隠れしている。
『映画見て、お昼食べて、ラブホテルに入った。アイツ、メチャクチャ緊張してたよ。高校生かよって思った』
笑いながら言うかなめ。
そして、ホテルに入ると、一緒にお風呂に入ったそうだ。
『アイツの、デカくて驚いた。外人の血とか入ってるの?』
そんな質問をする彼女。私は、そんな話は聞いていないと告げる。
『そうなんだ。同じ日本人でも、全然違うんだ』