結婚間近の恋人は、元彼に奥を開発されていたー完ー(マガブロ 転載禁止)

前回の話

「ねぇ、どうしてまたイキそうになってるの? 伸吾のこと愛してるって言ってるのに、どうしてそんなに興奮出来るの?」
 有香は、僕のペニスを足でグイグイ踏みながら聞いてきた。

 僕は、言葉に詰まってしまって、ゴメンと謝った。
「ねぇ、話聞いてる? どうして興奮するのかって聞いてるんだよ? 謝れって、誰が言ったの?」
 有香は、ちょっと怖い感じになっている。僕は、怯みながら、自分でもよく理由がわからないと答えた。


「わからないの? ただのドヘンタイの寝取られマゾだからだよ。そうじゃなきゃ、伸吾の精液飲まされて勃起なんてしないでしょ?」
 有香は、僕のペニスを踏み続けながら言う。もう、気を抜いたらすぐに射精してしまいそうな状態だ。

 僕は、こんな扱いをされているのに、有香のことを嫌いになる気配もない。好きという気持ちは、さらに高まっていくように感じる。

「伸吾のこと、愛してるよ。本気で愛してる。今は幸広と同じくらいって思ってるけど、エッチしてる時は伸吾の方が好き。このまま伸吾に孕まされたいって思ってる」
 有香はさらに煽るように言う。僕は、そんなことを言われているのに興奮しきってしまっている。少しでも気を抜いたら、射精する……。

「ハァ……ドヘンタイ。もっとカチカチにしてるじゃん。もう、私のことなんて愛してないんじゃない?」
 有香は、イライラしている。僕は、そんなことはないと言った。

「どうだか……証明して」
 そう言って、有香は僕にまたがって腰を下ろしていく。スカートをまくり上げ、総レースのゴージャスでセクシーなショーツをずらすと、僕の生ペニスを入れてしまった。
 僕は、思わずコンドームをつけてないと言った。
「妊娠させる気ないんだ。そうすれば、伸吾に勝てるかもしれないのに」
 有香は、イラッとした口ぶりだ。

 僕は、有香の気持ちがわからなくなってしまった。伸吾くんのことを愛しているのは間違いないと思う。でも、僕の事も愛してくれているのが伝わってくる。

「ねぇ、全然届いてないよ。伸吾のおチンポと違って、奥にかすりもしてない」
 有香は、不満そうに言う。僕は、劣等感にさいなまれながら謝った。
「謝らなくて良いよ。それよりも、おチンポもっと固くして。粗チンなんだから、せめて固さぐらいは頑張って」
 有香は、そんな酷いことを言ってくる。でも、僕はその言葉にさらに興奮してしまう。


「伸吾のおチンポはね、私のオマンコグイグイ拡げながら入ってくるの。一番奥に当たっても、さらにグイグイ押してくるんだよ。大っきなおチンポで奥をイジメられると、頭真っ白だよ。おチンポのことしか考えられなくなる。幸広の事なんて、頭からなくなっちゃう」
 酷いことを言い続ける有香。

 僕は、この状況でも興奮しきっている。有香は動いていないが、僕は射精寸前だ。確かに、有香の膣は感触が薄い。間違いなく、以前よりも緩くなってしまっている。
 他人に自分のフィアンセの膣をガバガバにされているのに、僕はもっと興奮してしまった。
「ねぇ、どうする? このまま中に出す? 幸広の精子で、私を孕ませる?」
 有香は、微妙に腰を動かしている。でも、射精するほどの刺激ではない。絶妙にコントロールされている感覚だ。

 僕は、覚悟を決めて中に出すと告げた。有香を妊娠させたいと訴えた。
「フフ、嬉しいな。やっと男らしいところ見せたね」
 有香は、上機嫌で言う。僕は、このまま中に出して妊娠させようと決めた。

 すると、有香が、
「いま妊娠させたら、もう伸吾のじゃ妊娠出来ないよ。伸吾ので妊娠しなくても良いの?」
 と、まとわりつくような口調で言ってきた。僕は、数十秒前の決断が揺らいでしまっている。

「ホント、どうしようもないドヘンタイだね……」
 有香は、少しガッカリした顔になっている。そして、腰を動かし始めた。緩くなって感触は薄いにしても、それでも生膣の感覚は気持ちいい。

「あれ? 出ちゃうの? 妊娠させるつもり?」
 有香は、腰の動きを止めながら聞いてきた。僕は、射精しそうなところで宙ぶらりんにされ、思わず腰を動かし始めた。

「なに勝手にイコうとしてるの? 勝手に射精したら、お仕置きだよ」
 有香は怖い顔で言う。僕は、ビビって思わず腰を止めた。

「強引に中出しして孕ませちゃおうって考えはないの? 伸吾に負けたいの?」
 有香は、僕の考えがわからないという顔になっている。でも、それは僕も同じだ。有香を妊娠させてしまえば僕の勝ちだとわかっているのに、どうしても躊躇がある。

「すごいね、カッチカチ。でも、全然気持ちよくないよ。このおチンポ、固いだけでどこにも当たらないから。奥にもかすりもしないし、Gスポットも全然こすってくれない。伸吾のおチンポとは大違いだよ」
 有香は、いじめっ子の顔だ。そして僕は、射精を必死で堪えているような状況だ。

 画面の中では、有香は伸吾くんにしがみつきながらあえいでいる。もう、泣いているような顔で、嗚咽を漏らすような声であえいでいる。

 僕の上に乗っている有香は、醒めた顔だ。顔だけ見たら、とてもセックス中とはわからないような顔だ……。この落差に、敗北しか感じない。

 僕は、どうしたら気持ちよくなるの? と聞いた。
「え? おチンポ大っきくなったら気持ちよくなるんじゃない? そんな手術あるのかな? してみたら?」
 有香は、身も蓋もないことを言う。僕は、テクニック的な物でなんとか出来ないかと聞いた。
「無理だよ。大っきなおチンポの前じゃ、そんなのじゃ絶対に勝てないから」
 有香は、冷たく言う。僕は、ここまでツラい気持になっているのに、射精感はさらに増してしまった。自分でも、異常だと思う。

「そろそろ出る? こんなの続けてても、無駄に疲れちゃうだけだから」
 そんなことを言う有香。もう、絶望感しかない。
「幸広の小っちゃいのじゃ、全然気持ちよくないの。伸吾の大っきなおチンポと比べたら、子供以下だよ。ほら、もう我慢しなくて良いから。おチンポパンパンでしょ? ほら、イケッ! 粗チン、イケッ!」
 有香は、そんな酷いことを言う。でも、僕はその言葉に反応してあっさりとイッてしまった……。

「フフ、出た。じゃあ、また射精禁止だからね。いっぱい貯めて、気持ちいい射精しようね。愛してる」
 さっきまでの怖い顔は消えて、愛情を感じる顔になった有香……そのまま抱きついてきてキスをしてくれた。僕は、有香を抱きしめながら不安を感じていた。
 有香は、僕と結婚してくれるのだろうか? 捨てられてしまわないだろうか? そんな不安で胸が苦しい……。

 有香は、僕に抱きついたまま眠りについた。こんな姿を見ていると、さっきの有香のSな顔が信じられない。無邪気で幸せそうな顔……一生守りたいと思う。でも、僕は捨てられる恐怖と戦っている。

 翌日、一緒の休みなので買い物に出た。手を繋いで笑顔で歩く有香。幸せな時間だ。小柄でちょっとだけ太目の太もも。歩くたびに揺れる胸。不思議なもので、最近太った気配もないのに胸は大きくなった。
 伸吾くんとのセックスのせい? 深い快感を感じることで、ホルモンバランスに変化が起きた? 僕は、そんなことにも敗北を感じてしまう。

 すると、有香のスマホが鳴った。画面を確認する有香。
「ゴメンね、伸吾からだった。セックスしたくなったんだって。昨日もあんなにしたのに、やっぱり若いんだね」
 有香は、さっきまでの無邪気な顔から発情した牝の顔に変わっている。一瞬で変化した有香を見て、僕は呼吸が苦しくなるくらいの興奮を感じてしまう。

 そして、有香は慌てて駅に向かった。僕は、まだデートは始まったばかりなのに放置されてしまった……。

 やるせない気持ちになりながらも、僕は勃起している。この後、どんな画像が送られてくるのだろう? そんな期待で、ドキドキしてしまう。

 僕は、勃起が収まるまで動けないなと思った。でも、すぐに自分のペニスが小ぶりなことを思い出した。別に、勃起したまま歩いても、気がつかれることはないはずだ。

 敗北感にまみれながら家路についた。部屋に入ったタイミングで、最初のメッセージが届いた。いつものように、メッセージもなく画像だけだ。

 有香の顔のアップ……でも、顔中精液まみれだ。まぶたにもかかっているので片目を閉じた有香……でも、妖艶に微笑んでいる。
 自分のフィアンセが顔中他人の精液にまみれているのに、僕は射精感を感じるレベルで勃起している……。すぐにオナニーをしたい……でも、無断射精は許されない。

 僕は、必死で我慢した。そのままコーヒーを飲んだりしながら過ごした。どうしても食事を取る気持ちにはなれない。今頃、どんなセックスをしているのだろう? そんなことばかりを考えてしまう。

 次のメッセージは1時間後に来た。コンドームの中の精液を、少し上の方から口に流し込んでいる画像だ。挑発するような笑顔でそれをする有香……でも、コンドームを使っていることにホッとする僕がいる。

 もう、刺激にも慣れてきてしまった。興奮するが、ショックを受けるほどではない。こんな風に、刺激に慣れてしまうんだなと思った。

 でも、次の画像を見てそんな気持ちもリセットされた。有香のお尻のアップ……彼のペニスは、有香のアナルに入っている。
 太いペニスが、有香の小っちゃなアナルに入ってしまっている。また、初めてを奪われてしまった。強いショックを感じる。でも、本当に初めてだったんだろうか? 元彼に、そっちも調教されていたのではないか? そんな疑念も感じる。

 有香は、元彼にピルを飲まされていた。いつでも避妊なしでセックス出来るように、そんなことまでさせられていた。そこまでされていたのなら、アナルも犯されていたのではないか? そんな風に感じてしまう。

 そして、メッセージも途絶えた。いつ帰ってくるのだろう? 今日は、もうウチには来ない? そんな不安を感じる。本当なら、一日一緒にいたはずだ。デートをして幸せに過ごすはずだった……。

 夕方になり、夜になった。もう、今日は会えないな……と思っていると、玄関で物音がした。すぐに出迎えると、有香が笑顔で、
「ゴメンね、遅くなった。良いもの買ってきたよ。後で使おうね」
 と部屋に上がってくる。

 可愛らしいミニスカートに、ちょっとだけロリっぽいブラウス。どこから見ても可愛らしい女の子だ。でも、有香の表情は牝の表情だ。
 まるで、セックスの最中みたいな上気した顔になっている。その顔を見ただけで、一気に勃起してしまった。有香は、少し歩くのがぎこちない。

 心配して大丈夫? と聞くと、有香はスカートを脱ぎ始めた。そして、後ろを向く。ショーツ越しでも、お尻に何かあるのがわかる。
「パンツ脱がせて」
 有香は、挑発的に言う。僕は、震える指でショーツを脱がせた。すると、有香のお尻に黒のシリコンっぽい蓋みたいなものがある。

「伸吾のおチンポ太すぎるから、少し拡張してるの。さっき、ちょっと痛かったんだ。もっと感じられるように、拡げてるの」
 有香は、うわずった声で言う。僕は、泣きそうな気持ちになりながらもさらに勃起してしまう。
「フフ、興奮してるね。でも、まだ出しちゃダメだよ。今日は、良いものあるんだから」
 イタズラっぽく言う有香。そして、
「プラグ、抜いてくれる?」
 と言い始めた。

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結婚間近の恋人は、元彼に奥を開発されていた5(マガブロ 転載禁止)

前回の話

「有香、本当に好きだよ。ずっとこうなりたいって思ってた」
 伸吾くんは、情熱的に言いながら腰を振り続ける。たった一度のセックスで、いくらなんでも距離が縮まりすぎだと思うが、もともとお互いに好意を持っていたのならこうなるのも必然かもしれない。

「私もだよ。本当に、ずっと気になってた。こんな風に、エッチしたいなって思ってた」
 有香は、声がうわずっている。快感と感情の高ぶりで、我を忘れかかっているように見えてしまう。
「俺も思ってた。絶対に堕とすから。俺に夢中にさせる」
 伸吾くんは、真剣な顔で言いながら腰を動かし続ける。腰の動きが複雑に変化し、単調なピストン運動とは違うように見える。


「気持ちいいっ。ねぇ、もっと押して。子宮にギュッてしてほしい。うずくの……伸吾のが欲しいって子宮がうずいてるのっ」
 有香は、感情が高ぶりすぎているように見える。

「凄いでしょ? 伸吾の気持ちよすぎて、子宮を突かれるごとに気持ちが傾いてくの……」
 有香は、僕の顔を見つめながら言う。本気で言っているような顔だ。僕は、危機感で脚が震えている。僕は、そんなに気持ちいいの? 本当に好きになったの? と聞いてしまった。
「気持ちいいよ。久しぶりに奥を固いおちんちんに突かれて、泣きそうなくらい気持ちよかったよ……。それに、好きになったのはもっとずっと前……。伸吾くんの事、ずっと好きだったよ」
 有香は、驚くほど無表情で言う。罪悪感を感じているようでもなく、煽っているようでもない。僕は、ただただ焦燥感でいっぱいだ。
 すると、有香は急に笑顔になった。
「本当にこっちで気持ちを伝えてくるんだね。カチカチじゃん」
 有香は僕のペニスを握りながら言う。確かに、僕のペニスはカチカチを通り越えて射精しそうになっているほどだ。
「許可もらったから、もっと伸吾くんと親密になるね。いっぱいデートして、いっぱいエッチするね」
 有香は、笑顔で言う。本当に嬉しそうに見えてしまう。そんなのダメだよと言ったが、
「こっちは言ってないよ。もう出ちゃいそうじゃん。いっぱいキスして、いっぱい愛し合うね」
 有香は、僕のペニスを握ったまま煽ってくる。僕は、射精寸前だ。しごかれてもいないのに、二人のセックスを想像しただけで限界になっている。

「本当にヘンタイだね。どヘンタイじゃん。想像してる? 私が伸吾の大っきいおチンポで狂う姿……。本当に狂うんだよ。伸吾とエッチしてる時は、幸広の事なんて頭からなくなる」
 僕は、泣きそうな気持ちでうめく事しか出来ない。
「次は、中に出してもらうね。さっきも、中に出してほしくて切なかったんだ。フフ、凄いね、こんな話聞かされてもっと固くなった。良いよ、イケッ! 射精しろっ!」
 有香は、急に怖い感じになった。でも、僕はその言葉で本当に射精してしまった……。

「すご~い。本当に出た。射精管理だね。これからは、私に勝手に射精しちゃダメだよ。オナニーも禁止。破ったら、伸吾と本当に子作りセックスしちゃうからね」
 有香は、手を精液まみれにしながら言う。僕は、有香の視線から逃れるように画面に目を戻した。画面の中では、キスをしながら対面座位で愛し合う二人が映っていた……。

 この日から、僕らの関係は決定的に変わってしまった。もともと僕が主導権は持っていなかったが、完全に有香が上の立場という感じになってしまった。
 そして、休みが合わなくて会えない分、有香は伸吾くんとデートをするようになった。僕と休みが合う時は毎回デートしてくれるが、それ以外は伸吾くんと過ごす事が当たり前になっていた……。

 スマホの通知が来た。仕事中なのですぐに確認出来ないが、ポケットの中のスマホが気になって仕方ない。見なくてもだいたいわかっているが、それでも気になってしまう。
 今日は、有香はお休みだ。同じく休みの伸吾くんと過ごしているはずだ。二人は同じ職場なので、基本的に休みも同じだ。一ヶ月の間で、僕と過ごすよりも彼と過ごす事の方が多い……。

 そして、僕は少しして会社を出た。客先に行くためだ。でも、社用車に乗ると、すぐにスマホを確認した。メッセージも何もなく、写真だけが添付されている。
 それは、使用済みの口を縛ったコンドームだった……それが3つも映っている。僕は、嫉妬と焦燥感で立ちくらみ状態になった。
 でも、貧血っぽくなっているのに、股間には血液が集中してしまった。

 まだお昼前だ。それなのに、もう3回もセックスをした? 僕とのデートで家にいる時も、こんなにした事はない。僕が淡泊で、一度射精するとなかなか回復しないということもあるが、それにしても3回は驚かされる……。

 僕は、ドキドキしながら客先に向かった。頭の中は、愛し合う二人のイメージでいっぱいだ。そして、今日の夜の事も気になっている。
 有香は、伸吾くんとのデートの後、僕の家に寄ってくれる。そして、数週間ぶりの射精を許してくれる。僕は、射精への期待で胸がドキドキしてしまっていた……。

 その後も、定期的に写真が送られてきた。これもいつもの事だ。1時間後に送られてきた画像は、グチャグチャになったシーツが映っていた。シーツの中央には、大きなシミが出来ているのもわかる。
 有香は、こんな風に断片的な写真を送ってくる事が多い。直接的ではなく、こんな風に間接的に彼とのセックスを匂わせてくる……。

 僕は、シーツの写真を見ただけでイキそうだ……。すでに、2週間くらいは射精していない。有香のくれた画像や、伸吾くんとセックスをしている有香のイメージでオナニーをしたいのに、射精管理されているのでそれも出来ない。
 こっそり射精してもバレないと思うが、毎日確認されるのでこっそりオナニーしようという気持ちもなくなってしまった。

 また1時間ほどすると、写真が送られた来た。有香の口のアップだ。開けられた口の中には、たっぷりの精液が見える。
 この画像を撮っている時、伸吾くんはどう思っているのだろう? 有香は、なんと言ってこんな写真を撮っているのだろう? それを聞いても、有香ははぐらかして教えてくれない……。

 それにしても、何度目の射精なんだろう? 僕では、こんなに続けて射精する事は不可能だ。有香の口の中の精液は、もの凄く量があるように見える。
 少なくても、4回は射精しているはずだ。それなのにこの量は、どうなっているのだろう? 若さ? あまりに違いすぎて唖然としてしまう。

 ただ、あの日以来、数え切れないくらいに有香と伸吾くんはセックスをしているが、ちゃんとコンドームは使っているようだ。
 さすがに、僕との結婚を控えているのに妊娠は出来ないという判断なのだと思う。ホッとする気持ちが大きいが、少しガッカリしているどうしようもない僕もいる……。

 そして、集中出来ないまま仕事を続け、定期的に送られてくる匂わせ画像に興奮しながら仕事を終えた。寄り道もせずにすぐに帰宅すると、すでに有香が待っていた。
 有香は、笑顔で迎えてくれた。でも、何も言葉をかけてこない。僕は、嫉妬と安心感で泣きそうになりながら彼女を抱きしめてキスをした。

 すると、興奮した息遣いの有香が、すぐに舌をねじ込んでくる。同時に、ドロッとしたものが流し込まれてきた。生臭い感じの臭いと味が広がる。
 僕は、思わず押しのけようとした。でも、有香はキツく僕を抱きしめてキスを続け、口内のものを流し込んでくる。もう、何をされているのか理解したが、自分でも驚くほど興奮してしまっている……。

「フフ、お土産だよ」
 有香は、口の周りを精液まみれにしながら言う。妖艶に、小悪魔みたいに微笑む彼女……。僕は、口の中の精液の扱いに困り果てながらも彼女を見つめる。
「ずっと口に入れてここまで来たんだよ。大変だったんだから」
 楽しそうに言う有香。僕は、ティッシュを取ろうとした。
「飲んでくれないの? 私の口の中に入ってたんだよ?」
 有香は、可愛らしい顔で言う。まるで、甘えているような仕草だ。僕は、言われるままに口の中のものを飲み干した。喉に絡みつく感覚……でも、思ったよりは嫌悪感はない。不味いという感覚もない。

「フフ、飲んじゃったね。じゃあ、ご褒美に射精させてあげる」
 有香は、そう言って僕のズボンとパンツを脱がせてきた。あっという間に下半身裸にされて、恥ずかしい気持ちが湧く。有香は、服を着たままだ。

「じゃあ、どうやって出したい? 私とセックスする? それとも、伸吾との動画を見ながら手でしごかれたい?」
 有香は、そんな選択を迫ってくる。僕は、迷いながらも結局いつも通り、動画を見たいと言ってしまった。

「そう言うと思った。いつもだもんね。じゃあ、見せてあげる」
 有香はそう言って、スマホをケーブルでテレビに繋ぎ始めた。僕は、有香に抱きついてキスをした。有香は、すぐに振りほどきながら、
「ダメだよ、タッチ禁止。それとも、動画はやめてエッチする? 久しぶりに、幸広としたいな~」
 と言う。僕は、動画を見ながらエッチするじゃダメなの? と聞いた。
「そんなのダメだよ。ズルいじゃん」
有香は、何がズルいのかよくわからない事を言う。

 結局僕は引き下がった。そして、動画が始まった。
「撮影始めたよ」
 伸吾くんの声が響くと同時に、フェラチオしている有香が映った。伸吾くんがスマホを手に持って撮影をしているような状況だと思う。

「フフ、なんか恥ずかしいな……誰にも見せちゃダメだからね」
 有香は、少し恥ずかしそうに言う。
「もちろん。有香も、誰にも見せちゃダメだよ」
 二人は本当に楽しそうだ。
「うん。大丈夫。こんなの誰にも見せられないよ」
 有香はそう言って、彼のペニスをくわえた。こうやって、手持ちでハメ撮り風に撮影すると、大きさが際立つ。有香の小さな舌が、太いペニスに絡みつく。カリ首を舐め回す舐め方が、本当に上手になった。

「良いね、エロいよ」
 伸吾くんは、慣れた様子で撮影を続ける。二人は、こうやって動画をお互いに持ち合っている。今は良いとしても、今後別れたりした時、大丈夫なのだろうか? と、不安になる。
 有香は、褒められて嬉しそうだ。そして、大きく口を開けてくわえ込んでいき、ビックリするくらいに喉の奥の方までくわえている。
「んっ、ンエッ、ンオッ」
 えずきながらフェラチオを続ける有香。本当に熱心にフェラチオを続けている。

「あぁ、ヤバい、メチャ気持ちいい。出しても平気?」
 伸吾くんは、すぐに余裕のない声を上げる。彼は、それほど長持ちではないが、すぐに回復して2回戦3回戦と出来る。
「良いよ。いっぱい出して。伸吾のザーメン、飲みたいって思ってた」
 有香はそう言ってフェラチオを激しくしていく。頭を前後に振りながら、睾丸を指で弄ぶ。手を伸ばして、彼の乳首を指で触ったりもしている。
 有香は、本当に上手になった。でも、こんな姿を見ていると、まるで風俗嬢にでもなってしまったみたいで胸がざわつく。

 なによりも、他の男の手でフェラチオが上達したと思うと、嫉妬で怒りすら感じてしまう。
「あぁ、出る、イクよ……。有香、愛してるっ!」
 そんな事を言いながら、伸吾くんは有香の口内に射精を始めた。軽くうめきながら受け止める有香……。でも、その顔ははっきりわかるほどとろけているし嬉しそうだ。

「フフ、いっぱい出たね。ごちそうさま。美味しかったよ」

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前回の話

「ちょっ、ダメだよ、撮ってるんだから……恥ずかしいよ」
 有香は、舌を絡めるキスをしていたのに、急に恥ずかしそうに彼を押しのけた。でも、彼はより燃えたようで、有香をベッドに押し倒しながらキスをした。
「有香さん、いつもあんなに感じるの? 凄かったよね」
 伸吾くんは、少しヤキモチを焼いているような雰囲気だ。
「フフ、さぁ? でも、伸吾くんの大きくて、奥までググってなってたよ。そのおちんちんで、いろんな子泣かせてるんでしょ?」
 有香は、からかうように言いながらも、少し嫉妬しているような雰囲気がする。有香も、ヤキモチを焼いているように見えた。


「そんなことないですって。逆に、痛いって言われて出来ない時もありますもん」
 伸吾くんは、少し寂しそうだ。確かに、奥に当たると痛いだけと聞いたこともある。有香は、元彼に奥をしつけられていたので感じるだけで、普通は痛いだけなのかもしれない。
「そうだよね。奥が感じるこの方が少ないでしょ」
「はい。だから、有香さんが奥が目茶苦茶好きなのが嬉しいです」
 伸吾くんは、本当に無邪気な良い笑顔になっている。
「久しぶりの感覚だったわ。忘れてたのに、思い出しちゃったじゃない」
 有香は、媚びた声で言う。年下の彼に媚びる姿は、僕を不安にさせる。でも、どうしようもない興奮を感じるのも事実だ。

「じゃあ、責任取ります!」
 伸吾くんは、力強く言う。
「責任って?」
「有香さんのセックスの相手になります。いつでも、どんなときも!」
「それって、セフレってこと?」
「そうです。ホントは付き合いたいけど、有香さんフィアンセいますもんね」
 伸吾くんは、そんなことを言う。
「フィアンセいたら、諦めるんだ」
 有香は、挑発するような口ぶりだ。
「エッ……諦めるはずないじゃないですか。俺のでもっと夢中にさせて、奪いますから」
「フフ、上手く行くと良いね」
 有香は、やたらとセクシーな口調で言った。

「じゃあ、早速夢中にさせますね」
 そう言って、彼はコンドームを装着し始めた。有香は、そんな彼のことを見つめている。上気したような顔で、じっと見つめている。

「あんな顔で見てたんだね……なんか、発情した牝犬みたい……」
 有香は、自分の動画を見て恥ずかしそうだ。画面の中の有香は、彼がコンドームを装着すると、四つん這いになった。
「バック好きなんですか?」
「好きだからこんな格好になったんでしょ? 恥ずかしいこと言わせないで」
 有香は、耳まで赤くなっている。でも、恥ずかしがっている割に、お尻を高く突き出すようにしている。
「じゃあ、たっぷりイッて下さいね」
 そう言って、彼はあっさりとバックでハメてしまった。そして、すぐに腰を激しく振る。様子を見るような感じはまるでない。

「あっ、アンッ、気持ちいいっ。当たってるよ、伸吾くんの大っきいの、奥まで当たってるっ」
 有香は、カメラの方を見ながら叫ぶ。映像で見る有香は、恐ろしいほどセクシーだ。泣きそうな顔であえぎながら、後ろからガンガン突かれまくっている。
「ほら、気持ちいいでしょ? 有香さん、デカいチンポの方が好きでしょ?」
 伸吾くんも、かなり調子に乗っている。
「好きっ! やっぱり気持ちいいよ。本当に気持ちいいの。もっと奥まで押し込んで……壊れても良いから」
 有香は、とろけた顔だ。

 職場の可愛い後輩との、初めてのセックス……その割に、思い切り弾けているように見える。
「凄い顔してるよ。そんなに興奮しちゃう? 本当に、しちゃったんだよ。後悔してない?」
 有香は、僕を真っ直ぐに見つめる。まるで、責められているような気持ちになってしまった。でも、有香は急に笑って僕のペニスを掴んだ。
「後悔してないっておチンポだね。こんなに興奮してくれると、やった甲斐があるって思っちゃう」
 有香は、無邪気な笑みを浮かべている。

 本当に最後までするかどうかは、わからないと思っていた。いくら僕が望んでも、さすがに最後まではしないかもしれない……そんな風に思っていた。
 でも、とんでもない話だった。こんなにも楽しんでいたとは、予想も出来なかった……。

「有香さん、もっと感じて良いよ。彼のより気持ちいいって言ってよ」
 伸吾くんは、かなりムキになっている。本当に奪うつもりとしか思えない態度が続く。
「ダメ……言わない。もっと感じさせて。これじゃ、彼としてるのと変わらないよ。彼の小っちゃいけど、上手いんだ。君よりずっと上手いよ」
 有香は、挑発的に言う。僕は、思わず有香を見た。そんなことは全くないからだ。僕は、上手いどころか早漏だ。ディルドを買うまでは、有香をイカせたことすらなかったはずだ。

「まだ、全然本気じゃないから」
 伸吾くんは、そう言って有香の腰を鷲掴みにした。有香の身体を引き寄せるようにしながら、腰を突き入れる。杭を打つような激しいピストンだ。
「ウゥッ、あっ、あっ、アンッ、そうっ、そこっ」
 有香は、シーツを掴んで髪を振り乱しながら叫ぶ。こんなリアクションを見るのは初めてだ。セックスの快楽に、没頭している……。

 有香は、本当に気持ちよさそうにあえぎ続ける。他の男としている罪悪感などは、少しも感じていないようだ。

「気持ちいい? ほら、彼より良いって言って!」
 伸吾くんは、かなり熱くなっている。肉がぶつかる音が響き続けている。
「ダメ……まだ足りないもん。もっと感じさせてくれないと、そんなこと言えないよ」
 有香は、あえぎながら言う。もう、どう見ても僕としている時よりも感じている。伸吾くんは、さらにムキになったように腰を振る。

 あんなに激しくしたら、突き抜けてしまう……そんな心配をしてしまうような激しさだ。すると、有香がペニスを握ってきた。
「凄いね。もう出ちゃいそうじゃん。私があんなに感じてるのに、平気?」
 有香は、そんなことを言いながらペニスをしごいてくれる。僕のペニスは、暴発寸前だ。あまりに気持ちよくて、イクのを堪えるのが苦しくなってきた。
 僕は、平気ではないと言うのがやっとだ。
「平気じゃないの? こんなになってるのに?」
 有香は、いじめっ子の顔になってきた。普段の彼女からは、イメージしづらいキャラになっている。

「有香さん、イキそうでしょ? 良いよ、イッてっ!」
 伸吾くんは、激しく腰を振りながら叫ぶ。
「イクっ、イクっ、もっと奥にっ! うぅああっ」
 有香は、余裕がなくなってきている。伸吾くんは、嬉しそうに有香を責め続ける。
「ほら、彼より気持ちいいって言って!」
 伸吾くんは、かなりしつこい。まるで引く気配がない。
「気持ちいいっ! 彼のより気持ちいいっ! もっとしてっ、もっと壊してっ! オマンコめちゃくちゃに壊してっ!」
 有香は、とうとう卑猥な言葉を口にし始めた。僕とディルドでしている時もそうだった。元彼に、仕込まれた……そう思うと悔しくて仕方ない。

「有香さん、もっと感じてっ!」
 伸吾くんは、本当に有香に好意を持っているのが伝わってくる。すると、有香はのけ反るような体勢になってきた。
「んおぉっ、おぉおおぉっ、おチンポ気持ちいいっ! ぶっといおチンポ、気持ちいいっ!」
 有香は、叫ぶように言う。伸吾くんは、明らかに戸惑った顔になった。でも、すぐにもっと興奮した顔になり、腰を振り続ける。

「イグイグイグッ、オマンコイグッ、んおぉっ、イグッ、イグゥゥッ!」
 のけ反りながら身体を震わせた……。そして、急に力が抜けたように、胸をベッドに突っ伏すようにした。でも、お尻は高く上がったままで、健吾くんが挿入したままだ。
「スゲぇ……うねってる。深くイッたんだ。もっと感じてよ」
 伸吾くんも、かなり興奮しているし嬉しそうだ。

 グッタリとしている有香を、犯し続ける彼。有香はあえぎ声と言うよりも、嗚咽して泣いているような声になっている。

「イッてっ、もう無理、イキすぎてるのっ」
 有香は、助けを求めるような顔で言う。でも、伸吾くんは嬉しそうに腰を振り続ける。有香は頭を左右に振り、泣いているような顔であえぎ続ける。

「凄かったよ。イキすぎておかしくなるかと思った……」
 有香は、僕のペニスを握ったまま言う。その顔はうっとりとしたようになっていて、僕は不安で押し潰されそうだ。
「まだ、入ってるみたい。あんなに激しくされたから、緩くなってるかも。入れてみる?」
 有香は、挑発的に言いながら四つん這いになった。画面の中の有香と、同じような姿勢だ。僕は、コンドームを探した。でも、すでに使用済みだ。
「大丈夫だから。そのままで良いよ」
 有香は、興奮した顔で言う。生挿入……まだ結婚前なのに、そんなことが許されるだろうか? でも、すでにさっきしてしまっているので、今さらという気持ちもある。
 僕は、迷った。さっきは興奮しすぎていて忘れていたが、今はコンドームのことを認識している。それなのに、生でして良いものだろうか? 

 でも、画面の中で嗚咽を漏らすように感じている有香を見て、結局堪えきれずに挿入してしまった……。
「入ってきた……やっぱり、違う感じだね。いつもと全然違うよ」
 有香は、落ち着いた顔で言う。感じているような気配もないことに、敗北感と申し訳なさが湧いてきた。でも、実際に全然違う。
 僕も、挿入感が薄いと感じている。入れているのに、あまり感触がない。そんな不安の中、腰を動かし始めた。
「入ってる……よね?」
 有香は、四つん這いのまま顔だけ振り向いて聞いてきた。当然、しっかりと挿入されている。そう答えると、
「だよね。やっぱり、奥には届いてないよ。こすれる感じも少ない」
 有香は、淡々とダメ出しをする。僕は、事実なだけに悲しくなるばかりだ。

 画面を見ると、有香は身体を痙攣させている。
「もう無理っ、イッてっ!」
 有香は、助けを求めるような顔だ。でも、伸吾くんは動きを止めない。それどころか、加速していく。
「まだまだ感じてよ。もっと俺に夢中になってよ」
 伸吾くんは、勝ち誇った顔になってきている。確かに、女性にこんなリアクションをさせられたら、男としては最高の気持ちになるだろうなと思った。

「イッてっ、お願いっ! 死んじゃうっ!」
 有香は、背中がのけ反って綺麗にアーチを描いている。太ももの辺りがガクガク震えるのを見ていると、有香の感じ方がちょっと怖くなる。
 でも、これが元彼の調教の成果なんだろうなと思った。初対面の男性相手でも、奥まで突かれると乱れてイキまくる……。僕は、有香の淫乱性に気がついていなかった。
 気がつくことが出来なかった……ペニスが小さすぎて……。

「セフレになる? 俺のセフレになってくれる?」
 伸吾くんは、意外にSみたいだ。妙に慣れているようにも見える。普段は、こんなキャラなんだろうか?
「な、なる……だから、イッて」

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結婚間近の恋人は、元彼に奥を開発されていた3(マガブロ 転載禁止)

前回の話

 僕は、自分のペニスが小さくて良かったと、変なことを思っていた。勃起してしまっているが、それほど目立たない。手を繋いで歩く二人を、なんとか追いかけることが出来た。
 勃起したまま歩いていても、たいして目立っていないと思う。笑顔で歩き続ける二人の後を追いながら、嫉妬心がどんどん強くなるのを感じている。

 二人は、雑貨店みたいな店に入った。僕も、他人のフリをしながら店に入った。色々な商品を手に取って楽しそうにしている二人……。


 僕は、少し離れたところからそれを観察する。有香は、僕に気がついている。でも、目を合わせることもない。かすかに声も聞こえるが、内容まではあまり聞こえない。
 でも、有香が凄く良い笑顔をしているのは見えている……。本当にデートそのものだ。僕は、楽しそうにしている二人を見ながら勃起している……。

 二人は、なにか小物を買って店を出た。次は、洋服屋さんに入っていく。僕は、外で二人が出てくるのを待った。なんとなく、オシャレな感じの店なので入りづらい……。
 こうやって眺めていると、二人はオシャレで美男美女だ。とてもお似合いだと思う。そうやって考えると、有香が僕と結婚までしようとしているのが不思議に思えてくる。

 二人は店から出てきた。二人とも、本当に楽しそうな笑顔で手を繋いでいる。こんなに楽しそうな有香は、久しぶりに見た気がする。
 敗北感と言うよりも、申し訳ない気持ちが湧いてきた。有香は、僕と過ごしていて楽しいだろうか? 楽しめている? 僕は、彼女を楽しませているだろうか?

 二人は、そのまま楽しそうに歩き始めた。そして、カフェに入っていく。比較的、席数も多い店だったので、僕もこっそりと店に入った。
 有香は、やっぱり他人のフリをしている。複雑な気持ちになってしまった。ケーキと飲み物をテーブルに運び、楽しそうに過ごす二人。
 そんなに話すことがあるのだろうか? 二人は、ずっと楽しそうに話をしている。すると、有香がケーキを食べさせた。彼は、恥ずかしそうに周りを見る。でも、結局食べさせてもらった。

 有香は、フォークでチーズケーキみたいなものを食べさせる。そして、すぐに同じフォークで自分も食べる。間接キスと言って騒ぐ歳でもないが、ドキッとしてしまった。
 すると、今度は後輩が有香に食べさせた。有香は、はにかんだ顔で食べている。

 初々しい、付き合い始めたばかりのカップルみたいに見えてきた。僕は、もうこの辺りで止めて欲しい……そんなことすら思い始めている。
 そして、イチャイチャする二人を見ながら、味のしないコーヒーを飲み続けた。

 そして、二人はカフェを出た。すると、有香が腕を絡みつかせるようにし始めた。腕を組んで歩く……ますます恋人同士みたいだ。

 ただ買い物に付き合ってもらう……そんな建前だったはずだ。有香は、甘えたような、媚びたような態度で腕を絡ませている。
 このまま、どうなってしまうのだろう? そんな心配をしてしまう。すると、二人は映画館に入っていった。そんな話は聞いていない……。
 僕も、慌ててチケットを買った。そして、今さら気がついた。この映画は、有香が見たいと言っていたヤツだ。すっかりとそんなことは忘れていた……。

 映画に連れて行くこともせず、異常な行為をさせている……。僕には、彼女のフィアンセの資格がないように思えてきた。

 映画の席はけっこう後ろの方で、二人が並んで座っている席がよく見える位置だった。映画どころではなく、二人の様子を見続けた。ポップコーンを食べたり、飲み物を飲んだりしているが、取り立てて動きはない。
 話をすることも出来ないので、そうなるのが当然かもしれない。そのまま1時間ほどが経過した。すると、いつの間にか二人は手を繋いでいた。
 ドキッとしながらも、どうして良いのかわからない。でも、強い興奮を感じてしまう。有香は、僕が見ていることをわかった上で、挑発行為をしているのだと思う。
 僕は、周りに人がいないこともあり、ズボンの上から股間をまさぐり始めた。興奮が抑えられず、オナニーまがいのことをしてしまう。

 有香は、ずっと手を繋いでいる。自分の太ももの上の辺りに彼の手を引き込み、その上で繋いでいる。彼には、太ももを直接触られているような状況だ。
 彼は、どう思っているのだろう? 有香は職場の先輩で、婚約者がいることも知っていると言っていた。それなのに、こんな風にデートをして手を繋ぐと言うことに、疑問は感じていないのだろうか?

 僕は、嫉妬や焦燥感を感じながらも、彼に対して少し怒りも感じている。でも、こんな状況になっているのは、僕の招いたことでもある……。

 そして、映画は終わった。映画館を出ると、二人はまた歩き始めた。どこに行くのかな? と思いながら後を追う。もう、買い物に付き合ったという感じではなく、完全にデートをしている二人だ。
 すると、スマホが鳴った。慌てて確認すると、有香からだ。
”ホテル行っても良い?”
 そんな短いメッセージが書かれている。僕は、ドキドキしすぎてスマホを落としそうになった。いつスマホを操作したのだろう? ちょっと距離を取って後をつけているので見えなかったのかもしれないが、気がつかなかった。

 僕は、もの凄く迷ってしまった。OKを出していいのだろうか? もう、ここまでのデートだけでも、充分なのではないか? 返事が出せずにスマホを見つめた。
 有香の方を見ると、いつの間にか腕を組んで歩いていた。さっきよりも身体を密着させて、胸を彼の腕に押しつけているような感じだ。
 媚びた態度が離れていてもわかる。僕は、射精感すら感じるくらいに勃起しながら後を追う。でも、返事をしていいのかまだ迷っている。

 そのまま後を追う。二人は、仲睦まじく歩き続ける。人通りが少なくなってきて、中心地から離れていくのがわかる。僕は、さらに距離を取った。
 人が少ないと、目立ってしまう……彼に不審に思われないように、歩みをゆっくりにした。

 すると、有香が立ち止まって彼に何かを言う。彼は、驚いた顔をした。そのまま会話が続く。そして、有香はいきなり彼にキスをした。
 有香の唇が、彼の唇に触れた。ほんの一瞬の、短いキスだ。でも、唇を奪われたのは間違いない……。驚いた顔の彼。でも、真面目な顔でうなずいた。

 二人は、また腕を絡ませるようにしながら歩き始めた。さっきよりもさらに身体を擦り付けるようにしている有香……。まるで、発情期の牝のように見える。

 そして、そのまま少し歩き、ラブホテルに入っていった……。僕の返事を待つ間でもなく、結局入ってしまった。

 僕は、立ち尽くした。どうして良いのかわからない。入っていって二人を止めるべき……それはわかっているのに、結局なにも出来なかった……。

 僕は、近くを歩いた。町の外れなので、店もまばらだ。仕方なく、公園のベンチに腰を下ろした。かなり距離はあるが、かろうじてホテルのエントランスが見えるベンチだ。
 本当に、有香がラブホテルに入ってしまった……。最悪の状況なのに、僕は興奮しきっている。色々と想像してしまい、興奮が収まらない。今頃、キスをしているのだろうか? もう、最後まで行ってしまった? 挑発するために、ラブホテルに入っただけなのではないか? 実際は何もしていないのではないか? 色々な考えが頭をグルグル回る。

 こんなに落ち着かない気持ちで待ち続けたことはない。他人に有香を抱かせてみたい……そんな風に思ったのは事実だ。でも、いざ実際にその場面になると、脚が震えるような焦燥感を感じてしまう。

 意味もなくスマホを眺めた。連絡があるのではないか? そんなことを期待しながらスマホを眺めるが、何も連絡はない。
 職場の先輩と後輩で肉体関係を持ってしまったら、面倒なことになるのではないか? そんなことまで考えてしまう。そのまま、1時間が経ち2時間が過ぎた。

 何もしていないなら、とっくに出てくると思う。ラブホテルに入って2時間が経過した……何もなかったとは思えない。僕は、泣きそうな気持ちになっているのに、勃起しすぎたペニスがズボンにまで染みを作ってしまっていた……。

 すると、ホテルから二人が出てきた。道路を隔てた位置関係なので、有香は僕の存在に気がついていないと思う。僕は、ベンチから立ち上がって二人に近づいていく。
 二人は、手を繋いでいる。そして、二人の態度を見て、セックスをしたんだなと理解した。
 上手く言葉では言えないが、肉体関係を結んだ者同士の雰囲気が漂っている。些細や仕草やまなざしでそう思うのだと思う。

 二人は、また歩き始めた。見ているのがツラくなるような親密さで……。そして、二人は駅のところで別れた。僕は、やっと終わってくれた……と、胸をなで下ろしていた。すると、有香が真っ直ぐに僕の方に歩いてくる。
 かなり距離を取っていたので、気がついていないと思っていた。有香はどんどん近づいてきて、僕と目が合うとニヤッと笑った。
「幸広、染みになってるよ。そんなので歩いてたら、逮捕されちゃうよ」
 有香は、良い笑顔で言う。本当に楽しそうだ。僕は、すぐに最後までしたのかと聞いた。すると、有香は何も答えずに腕を組んできた。
 腕に当たる、柔らかい胸の感触……ドキドキしてしまう。有香は、必要以上にくっつきながら歩き始める。僕は、引っ張られるようになりながら歩き始めた。
 どこに行くのかと聞いても、何も言わない。妖しく微笑むだけで、何も教えてくれない。

 すると、さっき出てきたばかりのラブホテルに入っていく。びっくりして彼女を見るが、やっぱり何も言わない。ただただ驚いている僕を引っ張って、無言でエレベーターに向かう彼女……。
 受付は? と思ったが、堂々と歩く彼女に引っ張られるようにエレベーターに乗った。

 そして、4階に到着し、有香は歩き始める。405号室のドアの前に立つと、カバンから鍵を取り出した。混乱している僕の前でドアを開けると、そのまま部屋に入ってしまう。
 僕も慌てて入室した。
「サービスタイムなんだ。さっきまで、ここで伸吾くんと一緒に過ごしてたんだよ」
 有香は、まるで挑発しているような顔になっている。僕は、部屋を見回した。すると、浴室の前には使い終わったバスタオルが無造作に置いてある。
 歯ブラシも2本コップに立てられていた。歯ブラシを使った……その意味が怖い。

 部屋は大きめのワンルームで、ベッドにソファ、大型テレビとガラス張りの浴室。典型的なラブホテルの造りだ。ベッドは、かなり乱れている。シーツもぐしゃぐしゃで、どう見ても情事の後だ……。

 有香は、急に抱きついてキスをしてきた。小ぶりの舌が飛び込んできて、僕の舌に絡みつく。僕も、興奮した気持ちで舌を絡め始めた。
 有香は、息遣いまで荒い。かなり興奮しているのが伝わってくる。有香は、そのまま僕をベッドに仰向けで寝かした。すぐに僕の上に乗り、さらに激しくキスをする……。
 まるで、僕が犯されているような不思議な感覚だ。
「こんな風に、キスされたんだよ。伸吾くん、すごく興奮してた。ずっと私とキスしたいって思ってたんだって」
 有香は、興奮した声で報告してくる。有香が僕にしているように、彼が有香に覆い被さって激しく舌を使ったという事みたいだ。

 強い嫉妬を感じてしまう。ついさっきまで、有香はここで他の男とキスをしていた……ショックで脚が震える。でも、やっぱり強い興奮を感じてしまう。
 震えそうな声で、キスしただけなの? と聞いた。すると、有香はベッドのヘッドボードのところの、物を置くスペースを指さした。

 そこには、開封されたコンドームのパッケージが無造作に置いてあった……。

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結婚間近の恋人は、元彼に奥を開発されていた2(マガブロ 転載禁止)

前回の話

 初めて見る、有香の発情しきった顔。僕とのセックスで、興奮したような顔を見せることはあるが、こんなにもとろけたような顔を晒したことはない。
 有香は、なまめかしく舌を絡めていく。カリ首の所を舌でこそげ落とすように激しく舐めながら、荒い息遣いを続ける。こんなフェラチオは、してもらったことがない。
 いつも、もっとおとなしいフェラチオだ。こんなにも発情した顔で、激しくしてくれたことなどない。

 僕は、手も触れていないのに射精寸前になってしまっている。有香がディルドをフェラチオしているのを見て、元彼のものをフェラチオしている姿と重ね合わせてしまっているのだと思う。


「幸広、もう入れて欲しい……お願い」
 有香は、我慢しきれなくなった顔で言う。僕は、ドキドキしながらうなずいた。有香は、スッと仰向けで寝転がる。そして、指示もしていないのに脚を拡げた。
 有香は、恥ずかしそうに顔を赤くしながら横を向いている。僕の方を見られないみたいだ。有香の膣周りは衝撃的だった。もともとセックスが好きな彼女なので、感じやすく濡れやすい方だと思う。
 でも、今の有香の膣周りは、濡れているというレベルではなくしたたって溢れてしまっている。太ももの中程まで蜜が溢れてしまっているし、アナルの方まで濡れているのも見える。

 僕は、有香の唾液ですっかりと濡れて光っているディルドを、膣口に押しつけた。
「うぅ……ゆっくり……お願い」
 有香は、少し不安そうな声で言う。でも、その顔は期待に光っているように見える。僕は、ゆっくりとディルドを押し込んでいく……。

「あぁ、ああぁ、拡がる……幸広、太い……」
 有香は、うめくような声をあげている。足の指がじゃんけんのパーみたいに拡がっていて、強い快感を感じているのかな? と思った。

 ディルドは、穴に対して太すぎる気はする。でも、意外なほどあっけなく飲み込まれていく。
「あぁぁ、幸広……気持ちいいよ」
 有香は、少し申し訳なさそうだ。浮気をしているわけでもないのに、こんな表情をしている。もしかしたら、僕以外で感じてしまうことに罪悪感を感じているのかもしれない。

 すると、奥に押し当たった。行き止まりの感じ……意外に浅いなと思った。もっと奥行きがあると思い込んでいた。
「うぅっ!」
 奥に突き当たると、有香がうめいた。慌てて思わずディルドを引いた。そして、痛い? と聞くと、
「平気。気持ちいいの。久しぶりだたら、驚いただけ……入れて……ギュッて強くして」
 有香は、僕の目を見ずに言う。恥ずかしそうで申し訳なさそう。複雑な心境があるみたいだ。

 半分ほど入っているディルドを、ゆっくりと押し込んでいく。すると、また突き当たる。でも、そのまま押し込んで根元まで入れてみた。
「あぁ、凄い……当たってる。奥まで届いてるよ」
 有香は、嬉しそうに言う。今までに見たことのない顔になっている。元彼は、こんな顔を毎回見ていたのかな? と思うと、悔しくて仕方ない。
 嫉妬に駆られるようにディルドを動かし始めた。長いストロークで抜き差しし、奥に当たるように動かす。
「あっ、アンッ、アンッ、気持ちいいっ。ダメぇ、すぐイッちゃうっ」
 有香の感じ方は、想像を超えている。本当に気持ちよさそうで、敗北感がもたげてくる。こんなオモチャに、負けている……そう思うと、情けなくて仕方ない。

 僕は、だんだん慣れてきた。奥に強めに当てた方が、感じているのがわかる。そのように動かし続けると、有香の両脚に力が入ってきて、ピンと伸びていく。
「ダメっ、ダメぇ〜っ! イクっ、イクっ、イクっ!!」
 有香は、腰を浮かせるようにして果てた。僕は、慌ててディルドを引き抜いた。思っている以上の激しい果て方に、ビビってしまった。

「ダメェッ」
 引き抜くと、有香は叫んでガクガクッと身体を震わせた。
「急に抜いちゃダメ……敏感になってるから……」
 有香は、甘えたような顔で言う。僕は、ゴメンねと謝った。そして、気持ちよかった? と聞いた。
「凄かった……久しぶりに、奥イキ出来たよ……」
 うっとりとした顔の有香。僕は、敗北感と申し訳ない気持ちでいっぱいだ。短くてゴメンと謝ると、
「ううん。謝らないで。愛してる。ねぇ、来て」
 と、有香はまだ発情した顔のままだ。僕は、すぐにコンドームを装着して挿入した。
「うぅっ、幸広、愛してる」
 有香は、嬉しそうに言う。でも、ディルドを入れた時とはまるで反応が違う。完全に敗北だ……。

 僕は、すぐに腰を動かし始めた。すると、強烈にうねるような動きを感じた。有香の膣中が、いつもと違う動きをしている。
 僕は、あまりの違いに驚きながら腰を動かす。驚くような変化だ。女性は本当に感じると、膣がこんな動きをするのだろうか? まるで、精液を搾り取ろうとしているような動きだ。
 僕は、秒速で射精しそうになってしまった。
「まだダメっ。もっとしてっ」
 有香は、焦れた顔で言う。でも、あっけなく射精してしまった……。
「あぁっ、まだっ」
 有香は、切なげな顔だ。満足させることが出来ず、申し訳ない気持ちになる……。

 僕は、もう少しディルドを使う? と聞いた。
「うん。自分でもしてもいい?」
 有香は、興奮を隠せない顔だ。僕は、うなずいた。きっと、僕のやり方は物足りないんだろうなと思う。

 有香は、すぐにディルドを手に取った。そして、ベッドを降りた。何をするのだろう? と思っていると、有香は床にディルドを立てた。
 底が吸盤になっているなんて、気がつかなかった。手に持っていたのに、それが吸盤だという発想がなかった。有香は、ディルドを使ったことがあると言うことだと思う……。
 想像以上に、元彼と奔放に楽しんでいたのだと思う。それを想像すると、嫉妬で身が焦げそうだ。

 有香は、またがって腰を下ろしていく。
「幸広……見ないで……恥ずかしい」
 切なげな声で言う彼女に、ドキッとしてしまった。すぐに目を閉じたが、すぐに薄目を開けた。気になってしまって、見ずにはいられない。

「うぅあぁ、太い……奥まで届くよ……」
 有香は、はしたない姿のまま腰を下ろしていく。ディルドはどんどん入っていき、そのまま根元まで入ってしまった。
「ヒィ、うぅ……あぁ、気持ちいいよぉ」
 甘えたような声をあげる彼女。そして、すぐに腰を上下に動かし始めた。驚くほど激しく腰を上下に動かす彼女……。
「あっ、アンッ、アンッ、気持ちいいっ。奥当たるっ、当たってるっ」
 有香は、とろけた顔であえぐ。本当に気持ちよさそうにあえいでいて、僕とのセックスの時とは大違いだ。
「うぅっ、あっ、あっ、イクっ、イクっ、奥気持ちいいっ!」
 有香は、我を忘れたように腰を動かし続ける。まるで、スポーツ選手のトレーニングのように力強い動きだ。

 有香が、こんな風に激しく動く姿をイメージしたことがない。どちらかというと、非力で運動が苦手なイメージだった。はしたない姿をさらしながら、有香はどんどん高まっていく。
 すでに、何度も果てているはずだ。それでも貪欲に、有香は腰を動かし続ける。自分の恋人がこんなにも淫乱だったと知って、普通はどんな対応をするのだろう?
 別れを考える? それとも喜ぶ? 僕は、少なくても別れようとは思っていない。イヤだという気持ちもあまりなく、元彼の影を感じて嫉妬している……。

「幸広の、ビクンビクンってなってる。興奮してるの? もしかして、続けて出来る?」
 有香は、トロンとした目で聞いてくる。有香が僕とのセックスを望んでいることが嬉しくなった。ディルドと比べると、全然気持ちよくないはずなのに、僕とのセックスを期待しているようなことを言ってくれる。
 でも、僕は怖じけずいている。またあっけなくイッてしまいそうで、申し訳ないという気持ちが大きくなる。本当はディルドと交代したい気持ちを隠しながら、続けては無理だと告げた。
「残念……じゃあ、見てて。いっぱいヤキモチ焼いて興奮して。元彼は、こんな感じのおちんちんだったよ。凄く大きくて奥まで届くんだ……。私、いつもこんな風に乱れたんだよ」
 有香は、挑発する顔で言いながら腰を動かし続ける。その言葉は、強烈だった。有香が元彼とこんなにも激しいセックスをしていたなんて、想像したくもない。
 でも、僕は射精したばかりのペニスを、血管が破れそうなほどいきり立てせている。有香が僕としているセックスなんて、ままごとみたいなものだったようだ。

 有香は、甲高いあえぎ声にうめき声のような低い声も混じってきた。有香が、はしたない声をあげながら高まっていく姿は、本当になまめかしくてセクシーだ。
「あっんっ、うぅっ、んおぉっ、おぉっ、イクっ、幸広イッちゃうっ! 幸広のより大っきなおチンポでイッちゃうっ! おぉおおぉっ、おぉっ、イグッ、うぅっ」
 有香は、我を忘れて卑猥ではしたない言葉を漏らす。まさか、有香の口からおチンポなんて言葉を聞くとは思っていなかった。

 有香は、思い切り下まで腰を下ろし、腰を回すように、こすりつけるようにしている。完全に、膣奥に当てて快感を感じているみたいだ。
「イヤッ、あっ、ダメっ、ダメっ! うぅああぁっ!」
 有香は、急に切羽詰まった声をあげ始めた。腰の動きは残像が残るのではないか? と思うくらいの動きになってきている。そして、急に潮吹きを始めた。
 腰の動きにあわせるように、透明の飛沫がでたらめに飛び散っている。ディルドで膀胱を圧迫されているのだろうか? どこに入っていた? と思うくらいの量が飛び散っている。

「イヤッ、イヤッ! イヤァ〜〜〜っ!」
 潮吹きをしながら叫ぶ有香。もう、泣いている時のような顔だ。それなのに腰の動きを緩めない彼女に、恐怖を感じてしまう。
 一体、元彼とどんなセックスをしていたのだろう? どれだけ開発されてしまったのだろう? それを考えただけで、嫉妬で身もだえしそうだ。
 そして、有香はひときわ野太い声をあげると、やっと動きを止めた。太ももの辺りが小刻みに痙攣している。相当強い快感を感じていたみたいだ。

「ゴメンね……淫乱すぎたよね?」
 有香は、やっと我に返ったように言う。さっきまでの淫乱モードはすっかりと姿を消し、いつもの有香だ。僕は、素直に興奮したことを告げた。元彼に嫉妬していることも……。
「ヤキモチ焼いてくれるの、嬉しいな……愛してる」
 有香は、優しい顔で言う。でも、彼女の膣にはまだディルドが突き刺さったままだ。有香は、恥ずかしそうに微笑むと、スッと立ち上がった。そして、ディルドが抜けた。

「ぞうきん持ってくるね……」
 有香は、顔が真っ赤になっている。有香は潮でビチャビチャだし、ディルドは何か白いモノが所々に付着している。激しいオナニーだったなと思いながら、やっぱり有香と元彼のセックスを想像してしまっている……。

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結婚間近の恋人は、元彼に奥を開発されていた(マガブロ 転載禁止)

「幸広、もう疲れちゃった? もう少し……したいな」
 有香が、焦れたような態度で言う。でも、まだ射精して10分も経っていないので、僕のものは柔らかいままだ。
 さっきから、有香は一生懸命に口でしてくれている。勃起していなくても気持ちよくて、軽いうめき声も出してしまう。僕は、続けては無理だよと言って謝った。
「ダメ……もっとするから、元気になって」
 有香は、そう言って僕のをくわえてくれた。舌が絡みついてくる感覚と、強く吸われる感覚……もの凄く気持ちいいのに、やっぱり勃起には至らない。


 彼女の有香は、26歳の美容師だ。普通の会社に勤める僕とはなかなか休みがあわないのが悩みの種だが、それ以上に悩んでいるのは、有香の性欲だ。
 僕は、昔から淡泊な方で、オナニーも2ヶ月3ヶ月しなくても平気……と言うよりも、しようと思わないようなタイプだ。性格も内向的で、いわゆる陰キャの部類だと思っている。
 有香は、小柄で可愛らしい女性だ。パッチリとした二重まぶたが特徴的で、若干口が大きいせいで笑顔が派手だと言われる。
 小柄だけど少しムチッとしている体型で、太ももの太さがとても好きだ。胸もそこそこ大きくて、たぶんDとかEカップくらいはあるのだと思う。
 そして、都市伝説的なものだとは思うが、小柄な女性はエッチという噂が真実だと伝えてくるような、セックスが好きな女の子だ。
 付き合い始めてしばらくは、求められるのがとても嬉しかった。でも、肉体的にも大変で、ちょっと回数を減らして欲しいなと思うようになった。

 ついさっき、僕は正常位でキスをしながら有香の中に射精をしたところだ。もちろん、結婚前なのでコンドームをつけてのセックスだったが、最高に気持ちの良いセックスが出来た。
 それなのに、有香はかれこれ15分くらいフェラチオを続けている。それは、お掃除フェラとかそういうのではなく、強制的に勃起させてもう一度セックスをしようという感じのフェラチオだ。

 僕は、もう満足なのにな……と思いながらも、なんとか勃起しようと卑猥な事を想像して気持ちを盛り上げた。そして、5分後くらいになんとか勃起し、コンドームをつけてセックスを再開した。

「疲れてるでしょ? 上になるね」
 そう言って、有香は騎乗位になると腰を動かし始めた。上下や前後、色々な動かし方で責めてくる。
「あっ、ンッ、気持ちいい。固いの当たる……好き。大好き」
 有香は、気持ちよさそうにあえぎながら動き続ける。可愛らしい顔で、こんなにも淫乱な姿を見せつけてくる。僕は、そのギャップに強く興奮しながら彼女の乳首やクリトリスを触り始めた。

「うぅあっ、気持ちいいっ。クリもっとっ」
 有香は、あえぎながら高まっていく。腰の動きにあわせて豊かな胸も揺れ、視覚的な興奮がさらに高まっていく。でも、僕は疲れも感じていて、なんとか早く射精してしまおうと思ってしまっている。

「もっと興奮して。気持ちよくなって」
 有香は、そう言って僕の乳首を舐め始めた。さらに快感が高まり、軽くうめいてしまうと、有香は嬉しそうに微笑んでくれる。
 最近気がついたが、有香はセックスで気持ちよくなることも好きだが、僕が興奮したり気持ちよくなることが嬉しいみたいだ。
 僕をもっと彼女に夢中にさせたい? そんな気持ちがあるんじゃないかなと感じる。でも、僕はすでに彼女に夢中だ。セックスなんてなくても、彼女のことを愛している。

「凄いよ。もっと固くなってきた。幸広のおちんちん、カチカチだよ。ねぇ、もっと興奮して。もっと感じて」
 有香はそんな風に言いながら、メチャクチャに腰を動かし続ける。膣の締まりも強烈で、まるで手で握られているような感覚になってきた。
 僕は、もうイキそうだと告げた。
「イッてっ! 愛してるっ!」
 有香はそう言ってキスをしてくれる。舌が絡みつき、膣の締まりも強烈なモノに代わっていく。そして僕は、彼女に夢中で舌を絡めながら、搾り取られるように射精を始めた。

 セックスが終わると、有香は僕の腕枕でじゃれついてくる。さっきまでの積極的すぎる淫乱な顔は消えていて、はにかんだようにしている。
「気持ちよかった?」
 セックスが終わると、必ず聞いてくる。有香は、あまり自分に自信があるタイプではない。セックスに関しても、僕が気持ちよかったのかどうかをとても気にする。
 もちろん、最高に気持ちよかったことを伝えた。
「良かった……私も気持ちよかったよ。でも、エッチな女の子でごめんなさい」
 恥ずかしそうに謝る有香を見て、本当に可愛いと思った。そして、幸せだと思っていた。

 そんなある日、デートで渋谷を歩いている時、急に男性に声をかけられた。30歳前半くらいの、少しチャラそうな男性だ。
「あれ? 有香ちゃんじゃん。久しぶり」
 笑顔で声をかけてきた彼。有香は、
「謙也さんだ! びっくり! 元気だった?」
 と、彼と同じようなリアクションをした。二人とも、嬉しそうな顔になっている。ポカンとしている僕に、有香が前の職場の先輩の美容師だと教えてくれた。

 僕も、とりあえず挨拶をした。
「こんにちは。有香ちゃんの彼氏さん? あっ、もしかしたら、旦那さん?」
 彼は、馴れ馴れしい態度だ。でも、関西っぽいしゃべり方で、イヤな感じはない。むしろ、好感を持つような話術だ。

「まだ結婚はしてないよ。でも、もうすぐかな? 私が捨てられない限りは」
 おどけたように言う有香。僕は、妙に嬉しかった。こんなにハッキリと結婚したいと言っているのを見て、ドキドキした。
「捨てられる事なんてないでしょ。有香、めっちゃイイ女じゃん。尽くすタイプだし」
 彼は、悪気ない感じで言う。でも、僕はドキドキしてしまった。尽くすタイプ……前の彼氏に対してそうだったと言うことだ……。
「変なこと言わないでよ〜。でも、イイ女って言ってくれて嬉しいな」
 有香は、本当に嬉しそうだ。褒められることに素直で、有香の人の良さが現れていると思った。

 二人は、会話を続ける。共通の知り合いの現在とか、彼の今働いている店のこととかを話している。二人とも、本当に楽しそうだ。
 有香が他の男性とこんな風に話す姿を見るのは、初めてだった。お店やレストランで、店員さんと少し話す程度しか見たことがなかったので、とても新鮮だ。

 話し込む二人。2年ぶりくらいの再会なので、話にも熱がこもるようだ。僕は、その様子を見ながら、今まで感じたことのない感覚に陥っていた。
 モヤモヤとした気持ち。でも、怒りなどではない。仲よさそうにしている姿を、見たい気持ちと見たくない気持ちが湧いている。
 僕は、やっとこの感情が嫉妬なのだと気がついた。自分が、嫉妬深い性格だと思ったことはない。あまり物事に執着する性格でもないし、どちらかというと冷静な方だと思う。
 でも、有香が本当に楽しそうに笑いながら会話をする姿を見て、嫉妬心がどんどん大きくなるのがわかる。

 そして、けっこうな時間話をした後、彼は笑顔で去って行った。
「びっくりしちゃった。ごめんね、話し込んじゃったて」
 有香は、まだ楽しそうな顔のままだ。僕は、色々と言いたい言葉が浮かんでいるのに、どれも言うのは女々しいと思って言わずにおいた。
 その後は、僕は少し言葉数が減った。楽しそうに彼と会話をしていた有香の姿が、どうしても頭から消えない……。

 そして、盛り上がりに欠けるままデートを続けた……。夕方になり、僕の家に戻ると、すぐに彼女を抱きしめてキスをした。嫉妬心に押されるように、メチャクチャに舌を使った。たぶん、僕がこんなキスをしたことは、今までなかったと思う。
 有香は、最初は目を丸くしたが、すぐに舌を絡めてきた。有香の舌の動きも、いつも以上に激しいものだ。僕は、今までにない感情に突き動かされながらキスを続ける。

 そして、僕はキスをしながら有香の服を脱がせ始めた。有香は、さらに激しく舌を使う。彼女の上を裸にすると、みずみずしい胸があらわになった。
 さらに興奮してしまう。有香も僕の服を脱がせ続ける。そして、下半身裸にされてしまった。有香は、すぐにいきり立ったものを握ってきた。そして、キスをしながら指で弄ぶように触り始めた。絡みついてくる細くて長い指……もう、僕は準備万端だ。
「凄く固い……幸広の、カチカチになってるよ。ねぇ、もう入れて欲しい。我慢出来ない……」
 有香は、凄く嬉しそうで恥ずかしそうだ。僕は、有香の下も脱がせ始めた。少しでも早く挿入したい……そんな気持ちでいっぱいだ。
 僕は、脱がせながらも想像している。有香が、他の男に抱かれている姿を。さっきの男性が、有香に挿入している姿を想像すると、涙が溢れそうになるほど嫉妬してしまう。

 そして、剥ぎ取るようにショーツも脱がせると、すぐに覆い被さってねじ込むように挿入した。いつもよりも濡れて潤っていて、何の抵抗感もなく一気に根元まで入った。
「うぅっ、あっ、固いよ、いつもより固いっ」
 有香は、すぐにとろけた声をあげる。顔も一瞬でとろけていて、見ているだけでゾクゾクしてしまう。

 僕は、メチャクチャに腰を振った。これまで、こんなに激しくしたことはないと思う。嫉妬に突き動かされるように腰を振り続け、激しくキスもした。
 嫉妬と独占欲がどんどん溢れて、際限なく大きくなるようだ。
「あっ、アンッ、激しいよ。幸広、どうしたの? 今日は凄いよっ」
 ほとんど叫ぶような声をあげる有香。僕の頭の中は、さっきの男性とセックスをする有香のイメージでいっぱいだ。自分が、こんなにも嫉妬深いことを知らなかった。そして、激しく動きすぎたせいか、興奮しすぎたせいかわからないが、もう限界が来てしまた。

 僕は、イキそうだと言うことを告げる余裕もなく、慌てて一気に引き抜いた。この瞬間まで、すっかりと避妊のことを忘れていた。そして、引き抜くと同時に、手も触れていない状態で暴発してしまった……。
 危ないところだった……中に出す寸前で、なんとか引き抜けた。飛び出していった精液は、一射目は有香の頭上を越えてベッドのヘッドボードに音を立てて直撃した。
 そして、二射三射と次々に有香の身体に降り注ぐ。顔や胸、お腹や下腹部まで汚してしまった。

「フフ、いっぱい。凄いね、飛び越えてったよ」
 有香は、精液まみれの酷い姿で、楽しそうに言う。僕は、慌てて謝りながら彼女の身体を拭いていく。
「今日は、どうしたの? すごく興奮してたね」

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